こんにちは。
僕はデイサービスで、子どもたちと関わる支援者として働いています。
子どもたちと過ごす中で、「これちょっと苦手かも…」と感じている場面に出会うことがあります。
うまくできない様子を見てどう関わろうか悩むこともありましたが、その子のペースや気持ちを大切にしながら寄り添うことで、少しずつ変化が見えてきました。
今回は、そんな“苦手”に寄り添った関わりの中で感じたことについて書いてみたいと思います。
集団活動の時間になると、なかなか一緒に動けない子がいました。
周りの子が並んだり準備をしたりしている中で、その子は少し離れたところにいて、なかなか輪に入ることができませんでした。
最初の頃は、「どうしたら参加してくれるかな」といろいろ考えたり、声をかけたりもしましたが、無理に誘っても逆にその子のペースを乱してしまうような気がして…。
あるときからは、無理に引っ張らずに、その子の近くで一緒に“待つ”ことにしました。
すると少しずつ、こちらの様子を見てくれたり、他の子の動きを気にしたりする姿が見られるようになってきました。
ある日、自分から立ち上がってそっと近づいてきてくれたときは、心の中で思わずガッツポーズでした。
子どもには子どものタイミングがある。
その子のペースに合わせて、そっと寄り添うことで、ほんの少しの変化にも気づけるんだなと感じた出来事でした。
苦手なことに向き合うとき、子どもたちはきっと自分なりにがんばっているんだと思います。
できる・できないではなく、その気持ちに寄り添える支援者でありたいとあらためて感じました。
これからも、一人ひとりのペースに合わせて丁寧に関わっていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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